政府、非課税となる老齢保障(JHT)の上限額を4億ルピアまで引き上げる案を検討
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ジャカルタ発。政府は、課税対象となる老齢保障(JHT:Jaminan Hari Tua)の給付金について、現在の非課税上限である5,000万ルピアを約4億ルピアへ引き上げる提案の検討を開始しました。この提案は、大統領特別顧問(労働・労働者福祉担当)のサイド・イクバル氏が、2026年7月8日(水)に財務省で財務大臣プルバヤ・ユディ・サデワ氏と会談した際に提出したものです。
サイド氏によると、現在適用されているJHT課税の基準額は、もはや現在の経済状況を反映していません。また、JHT課税に関する規定は、現在も2009年政府規則(PP)第68号に基づいています。
サイド氏は、「現在は2009年政府規則第68号に基づき、JHT給付額が5,000万ルピアまでは非課税ですが、5,000万ルピアを超える部分には5%の税金が課されます。この制度は2009年に制定されたもので、すでに17年前のものです」と、Kontan.co.idの報道として2026年7月8日に述べました。
同氏は、2009年当時の5,000万ルピアと現在の5,000万ルピアでは購買力が大きく異なると指摘しました。そのため、JHT給付金の課税開始額を約4億ルピアまで引き上げるべきだと提案しています。この金額は、この約20年間における金価格の上昇やインフレ率を基準に算出したものです。
同氏は、「したがって、JHTに課税されるのは4億ルピア以上の給付を受ける人からとする方が、より公平です」と述べました。
また、同氏によれば、プルバヤ財務大臣はこの提案に前向きな反応を示したものの、政策変更を決定する前に、国の税収への影響を慎重に試算する必要があるとの考えを示しました。
サイド氏は、「財務大臣は、金価格を基準とする方がより公平であるとの見解を示しました。あるいは、インフレを考慮することも判断材料になるとのことでした」と述べました。
さらに同氏は、政府がJHT課税基準額を変更する場合には、2009年政府規則第68号も改正する必要があると付け加えました。
同氏は、「JHT課税が変更されるのであれば、2009年政府規則第68号も改正しなければなりません。規定自体がかなり古くなっているためです」と述べました。
課税基準額の変更提案に加え、サイド氏は、政府が「JHT加入者の約95%は5,000万ルピア未満の給付を受けており、課税されていない」とするデータについても疑問を呈しました。
同氏によると、この数字は、比較的短期間の勤務後にJHTを受け取る契約社員やインフォーマルセクターの労働者が大半を占めている可能性があります。同氏は、もしインドネシア労働社会保障機構(BPJS Ketenagakerjaan)の全加入者が同時にJHTを受け取った場合には、5,000万ルピアを超える給付を受ける人の方が多くなるとの見方を示しました。
そのため、同氏は、政府が用いているデータの根拠について、インドネシア労働社会保障機構(BPJS Ketenagakerjaan)に説明を求める予定です。
政府の検討結果を待つ
この提案について、プルバヤ財務大臣は、政府として包括的な検討を行う考えを示しました。評価では、現行法令との整合性、国の税収への影響、そしてJHT加入者にもたらす経済的利益を総合的に検討するとしています。
プルバヤ財務大臣は、「現行の規定を確認し、それが国の歳入にどのような影響を及ぼすのか、また非課税とする人々の経済にどのような影響を与えるのかを検討します」と述べました。
同氏は、政府の暫定データでは、現在JHT給付を受けている人の約95%が実際に税率0%の対象となっていることを明らかにしました。ただし、財務省は、この課税基準額変更案について最終的な判断を下す前に、インドネシア労働社会保障機構(BPJS Ketenagakerjaan)からより詳細なデータの提出を求める方針です。